2022年6月19日は、武尊と那須川天心によるビッグマッチ『THE MATCH 2022』が開催される日です!
2015年11月に那須川天心が武尊に呼びかけたことで始まったわけですが、なんと試合開催の実現までに7年もの月日がかかりました!
所属団体の違いや試合ルールの違い、スポンサー問題、ケガによる延期など大きなハードルがあったと言われています。
武尊と那須川天心では階級はほぼ2階級ほど違いますし、試合ルールも異なるので、特にルール決めは非常に慎重に行われたようです。
昨年12月にRAIZIN榊原信行CEOが製作委員会を立ち上げ、ラウンド数や階級、試合ルールを中立な立場で決定したのですが、
『天心に有利だ!』
『お偉いさんは那須川を勝たせたいのか?』
と、試合ルールが不公平だという声もあがっています。
そこで今回は、武尊と那須川天心・試合ルールはどっちが有利なのか、階級やラウンド数も調査しました!
Contents
武尊と那須川天心の試合ルールは?
【那須川天心vs.武尊】6.19(日)東京ドーム
🥊ルール
◎契約体重 58.0kg ※当日の戻し体重は4.0kgまで
◎ワンキャッチワンアタックのキックボクシングルール
◎ラウンド数 3分3R・延長1R
※延長Rは延長Rの内容のみをマストでジャッジし、どちらかに必ず優劣をつけます。#天心武尊#THEMATCH2022 pic.twitter.com/AGMgxi8GOA— K-1【公式アカウント】 (@k1wgp_pr) April 7, 2022
製作委員会が公平に決めた武尊と那須川天心の試合ルールは以下の通りです!
- 契約体重は58.0kg ※当日の戻し体重4.0kgまで(試合3時間前に計量)
- ワンキャッチワンアタックのキックボクシングルール
- ラウンド数は3分3ラウンド、延長1ラウンド
「試合3時間前に計量し、戻し体重が4kg」とは、計量後3時間で62kgまで増量してもOKという意味です。
「ワンキャッチワンアタック」とは、首相撲や相手の蹴り足をキャッチしてからの攻撃は、パンチ、キック、膝、肘、いずれの技でも1回のみとすることです。
つまり、相手の足を掴んだ状態で連続攻撃することはできない、というルールです。
武尊と那須川天心の試合ルールどっちが有利?
契約体重は58kg(※当日「試合3時間前」の戻し体重は4kgまで)
試合3時間前に62キロまで大丈夫なのに
何故那須川天心有利ルールと言われてるのだろう?
試合時は武尊のが重い訳だし。#武尊 #那須川天心 #THEMATCH2022 pic.twitter.com/itayFz6uzn— n🔥🇺🇦NO WAR (@shanemisan) April 8, 2022
SNSで検索してみると、何やら那須川天心に偏ったルールで武尊には不利的な感じで捉えられている方も多いようです。
公平に決められたはずの試合ルールですが、なぜそのように言われているのでしょうか?
その理由は以下2つのようです。
那須川天心が有利な理由①契約体重と計量時間が不平等
『契約体重が58kgで3時間前の計量から戻しが4kg』
なんといってもこの条件が那須川天心にとって圧倒的に有利です!!!!
逆に、なぜ武尊はこの条件を飲んだのかと不思議に思うくらい武尊には不利です。
まず両者の普段の体重ですが、那須川天心は普段約62kgで武尊は約66kgです。
契約体重は58kgなので、減量する量から見て那須川天心が有利と言えます。
4kg減量するのと、8kg減量するのでは負担の大きさがかなり違いますからね。
また、当日4kgまで体重を戻せる=那須川天心は契約体重58kg+4kg=62kgまで戻せる。
つまり、いつものナチュラルな体重で試合に臨めるということです。
これだけでも那須川天心に有利と言えますが、更に追い打ちをかけるのが、『計量時間が3時間前』というルールです。
通常の格闘技では、計量時間は『前日か当日の朝』に行われます(試合時間は夜)。
水分や栄養をギリギリまで抜いて減量し、カラカラの身体で計量に臨みクリアした後、半日~1日かけて栄養を摂取してコンディションを整えていくのです。
しかし、『計量時間が3時間前』ではどうでしょうか。
試合3時前まで喉の渇き&空腹に耐え続けなければいけないストレスがあり、クリア後3時間しかないので十分な栄養も摂取できません。
試合前に食べたり飲んだりすると、リング上で動けなくなりますからね。
武尊は栄養を十分に摂取できていない、自分のベストコンディションからかけ離れたような体で試合に臨まなければいけないのです。
那須川天心が有利な理由②ラウンド数が少ない
また、ラウンド数も那須川天心に有利です。
スタミナに自信のある武尊は『最低5ラウンドはしたい。3ラウンドは嫌だ』と、言っていたようです。
しかし那須川天心はスタミナ勝負に持ち込まれたら勝ち目はないと思ったのでしょう。
武尊はスロースターターで持久力に長けており、那須川天心はスピードと瞬発力に長けています。
ラウンド数が少なければ、那須川天心は上手く時間を潰そうと思えば潰せるし、逃げて判定に持っていくこともできますよね。
結局いつまでも交渉がまとまらないので、最終的には武尊が譲歩したのだとされています。
『何でもいいからとにかく早く試合がしたい』という武尊の意思の表れだろうと格闘技関係者は推察しています。
武尊と那須川天心の試合ルール:プロによる予想考察は?
武尊選手、本日も東京スポーツに掲載! #k1wgp #THEMATCH2022 pic.twitter.com/u7EMa1HM5B
— K-1【公式アカウント】 (@k1wgp_pr) June 11, 2022
格闘技のプロたちは今回の試合ルールについてどのように考えているのでしょうか?
以下4名の予想考察をまとめてみました。
プロの予想考察①皇治
キックボクサーで両者との対戦経験がある皇治は、那須川天心が有利と予想しました。す点では、圧倒的に”うまい”のが天心。一方で単純に”強い”のは武尊という印象。
- スピードとフットワークの速さでいえば天心の方が速いから、3Rであればポイントアウトされる可能性が高い
- 武尊にはサウスポーとの対戦経験が少ないから天心が有利
プロの予想考察②京口紘人
WBA世界王者の京口紘人も那須川天心が有利と予想しました。
- 当日計量が試合のギリギリ前なので天心が有利。
- ラウンド数が「3」なら両者の有利不利はほぼ同じだけど、判定だったら天心が勝つと予想。
- 身体のパワーや頑丈さとかでは武尊が上回るが、「KO、KO」と力んで、空振りが目立つ展開になったら、天心が有利。
プロの予想考察③堀口恭司
総合格闘家の堀口恭司も天心が有利と予想します。
- 契約体重的は武尊には結構キツいのではないかと思うので天心有利
- 3分3ラウンドだと決着がつかない可能性あり。減量しパワーが落ちた武尊がKO勝ちするのは難しく、判定で勝つなら天心。
プロの予想考察④亀田史郎
ボクシングトレーナーの亀田史郎は、ルール関係なく、武尊が勝つと予想します。
- ラウンドが長くても短くても、武尊が勝つ。3ラウンドと決まったら、武尊は1ラウンドから打ちにいく。
- 武尊はやっぱりプレッシャーが凄い。格闘技全部合わせてもトップレベルの根性。
- 天心はここまで気迫の凄い選手と戦ったことがないので、天心は引くと思う。
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まとめ
最高にかっけぇぇええ…
K-1勢の圧倒的強者感がやばい🔥🔥#THEMATCH2022 pic.twitter.com/0yeb7GYqPy
— K’FESTA (@KFESTA7) June 7, 2022
武尊と那須川天心・試合ルールどっちが有利なのか、プロの予想考察を調査しました!
まとめると以下の通りです。
- 試合ルールは『契約体重』『計量時間』の面で那須川天心が有利
- プロも那須川天心が有利と予想考察するが、気迫で武尊が立勝つのではという意見もある
那須川天心が有利と言われてみますが、決して卑怯だとか、八百長が、という話ではありません。
ルールの交渉というのは、いわば事前試合のようなものです。
いかに自分に有利なルールで試合ができるかという交渉は、どの格闘技でも行われています。
今回は那須川天心が交渉に勝った、と言えるかもしれません。
かと言っても武尊が勝つ可能性もありますし、ほんとうに試合が楽しみですね…!
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