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藤井聡太の幼少期・母親の教育法は?子育て術を分かりやすく紹介!

藤井聡太の幼少期・母親の教育法は?子育て術を分かりやすく紹介!
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弱冠19歳にして圧倒的な成績を誇る、将棋界のスーパースター 藤井聡太さん。

将棋の世界で勝ち続けるために必要な集中力・思考力、「望外」「僥倖」「森林限界」といった難しい単語を使いこなせる語彙力、勝ちにこだわり努力し続ける姿勢。

天才に育て上げられた藤井聡太さんですが、母親は幼少期にどのような子育て術を使ったのでしょうか?

我が子も藤井聡太さんのような聡明な子に育ってほしい、と願う母親に向けて、幼少期の教育法・子育て術、また藤井さんが幼稚園で受けたとされる『モンテッソーリ教育』について分かりやすくご紹介します!

 

藤井聡太の幼少期・母親の教育法は?子育て術を分かりやすく紹介!


「5歳までのしつけと環境が、人生を決める」と経済学者のヘックマンが断言した通り、幼少期の教育は子供のその後の人生にストレートに影響してきます。

知能は50%が遺伝するとも言われていますが、持って生まれた能力を発揮できるかどうか、というのは遺伝ではなく幼少期の教育・環境によって左右されます。

つまり天才は勝手に生まれてくるのではなく、親によって育てられている、と解釈することができますね。

それでは天才と呼ばれる藤井聡太さんを育てた母の子育て術4つを、分かりやすくご紹介します!

 

①余計な口出しはしない

2020年9月20日(日)放送のNHKスペシャル『藤井聡太二冠 新たな盤上の物語』の番組内で、「その才能はどのように生み出されたのか?」という質問に対し、藤井さんの母親はこのように答えました。

『子どもには子どもの時間がある 大人はそこに立ち入ってはいけない』を藤井家のモットーとし、横から余計な口出しをしないようにしていた。

横から余計な口出しをしない、というのは簡単そうに見えてなかなか難しいことでもあります。

おもちゃで遊んでいるときや、何かにのめり込んでいる時は、ついついあれこれと口を挟んでしまいますが、そこは一旦言葉を飲み込んで、子ども自身の時間を大切にすることが、物事を深く考えられる思考力の発達に繋がるのかもしれません。

 

②温かく静かに見守る

余計な口出しをしない=放置する、ということでは決してありません。

藤井さんの母親は、いつも藤井さんの傍らにいて温かく静かに見守っていました。

大泣きをした時も例外ではなかったようで、試合に負けて周囲の人が困るほど泣きじゃくっていた時も、叱るでもなく、たしなめるでもなく、一旦静かに見守り、そのあとで安全な場所へ移動させていたといいます。

「そんなに泣くんだったら、もう将棋なんてやめなさい」と言われたのはたった1回だけで、「メソメソするな」などと叱られた記憶はないと、藤井聡太さん自身も後に語っておられます。

その一人で泣いている時間に、悔しさを全部自分で引き受けさせ、何がダメだったのか考えさせることで、悔しさを自分で消化して自然と次へ切り替えさせる、ということができていたのでしょうね。

怒ったり泣いたりすると、体面を保つためにすぐにやめさせようとしますが、無理に感情を押し殺させるようなことはせず、静かに受け止めて見守ることが重要ということですね。

 

③好きなことをさせる

藤井家では「好きなことをさせる」ことを最も意識していたようです。

好きなことに夢中に取り組んでいるときにこそ集中力・思考力が育ち、また子どもの個性を伸ばすことになるという考えは、④で後述するモンテッソーリ教育法に通ずるところがあります。

すぐに飽きて別のことに目移りすることに怒ったり、また逆に一つのことだけに夢中になっている時に、こっちもしてみようか、と別の物に誘導することに心当たりがある方もいると思います。

一旦好きなものが見つかるまでは大目に見てあげる、その代わり、好きなものが見つかったら、とことんさせてあげて、親もできる限り付き合ってあげる、ということが大事なのかもしれませんね。

 

④好きなことに取り組む環境を整える

「子どもが夢中になっているもの。一生懸命やっていることを、たとえ解らなくても共有したい、一緒に体験したい」という考えを藤井家では大切にしていました。

藤井さん自身も幼少期を振り返り、過去に以下のように話しています。

5歳で将棋を始めてから小学生頃まで、家ではよく将棋のことを話していた。その話を家族が聞いてくれていたことが、成長の源だったのかもしれない。将棋教室で学んだことを家でアウトプットできたし、将棋が好きでたまらないことを家族が認めて応援してくれていたことが大きかったように思う

出典:藤井聡太さんの幼少時のご家庭の教育方針・環境

また、将棋に集中できるように将棋教室に通わせてあげたり、遠方にも快く付き添ってあげたりと、とにかく「好きなことを見つけ、集中してもらうために何ができるか、いつも考える」を徹底されてきました。

  • 好きなことを好きと言える環境
  • 好きなことに集中できる環境
  • 好きなことを伸ばせる環境

一度お子さんが好きなものを見つけたら、藤井聡太さんの母に習い、上記3つの環境を大事にしてあげるといいかもしれませんね。

 

藤井聡太が幼少期に受けたモンテッソーリ教育法とは?

上記④に記載の3つの環境を大事にされてきた藤井さんの母親は、藤井聡太さんの入園先として、「モンテッソーリ教育法」を実施している雪の聖母幼稚園を選んだということでも有名です。

モンテッソーリ教育とは、「子どもには自分で自分を教育する、育てる力がある」という「自己教育力」の考えを基本とする教育法で、雪の聖母幼稚園では、子ども自身が持つ自己教育力を発揮できる「環境」を整え、自主性を重んじるために教員は個別のサポートに徹することを重視しています。

少し難しく聞こえますが、要は、上記で紹介した①~④と同じ思想の教育法です。

周りの大人や教員は子どもの成長を「見守る」スタンスを取り、決まったことを子どもに押し付けるのではなく、数ある選択肢から自分で選ばせ、活動に取り組み成長する過程をサポートします。

家庭内だけでなく、幼稚園での環境も整える、という愛に溢れた母の徹底ぶりが伺えますね。

 

まとめ

藤井聡太さんの幼少期の母親の教育法・子育て術を紹介しました!

  • 余計な口出しはしない
  • 温かく静かに見守る
  • 好きなことをさせる
  • 好きなことに取り組む環境を整える

この4つを徹底されてきたようですが、どれも特別なことではなく、今日から実践できる子育て術ばかりですね!

遺伝的に何か才能を生まれ持ったとしても、育てなければ宝の持ち腐れになりますし、そもそも個性や才能というものは幼少期の環境で決まると冒頭でもご紹介しましたね。

藤井聡太さんも例外ではなく、幼少期の母親・家族による教育法が今の強さの基礎・土台になっていると考えられます。

教育法についてご紹介しましたが、あまり固くなりすぎず、出来ることから真似してみてはいかがでしょうか?

貴重な幼少の時代を、お子様と一緒に楽しみながら実践できるといいですね!